住宅会社が相見積もりなしで大型リフォームを受注する不動産参入モデル【売上12億〜21億の成功事例】

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執筆者船井総研 住宅・リフォーム支援部/不動産支援部
コラムテーマ業績アップ
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【この記事のポイント】
新築市場の伸び悩みや価格競争が激化する中、不動産事業(中古住宅売買)へ参入し、大型リフォーム受注を伸ばす住宅会社が増加しています。本記事では、相見積もりを回避して売上12億〜21億円を達成した「中古+リフォーム」ワンストップモデルの具体的な参入手順と成功事例を解説します。

1. 住宅・不動産市場の構造変化と「中古+リフォーム」参入の背景

昨今の住宅市場においては、新築着工戸数の減少や建築資材価格の高騰、顧客の予算限界などにより、住宅会社が新築主体で成長を続ける従来のビジネスモデルは大きな転換期を迎えています。全国の多くの住宅会社・工務店が「集客数の減少」「価格競争(相見積もり)の多発」「契約単価の低下」という厳しい経営課題に直面しています。

一方で、リフォーム市場および既存住宅(中古住宅)市場は安定した需要を維持しています。しかし、単に「水まわりリフォーム」や「小規模修繕」の受注に終始しているだけでは、地域内の小規模なリフォーム専門業者や工務店との激しい価格競合から抜け出すことができず、会社として十分な利益額を確保することは非常に困難です。

こうした市場環境において、不動産事業(中古住宅の売買仲介・仕入れ)に新規参入し、自社の建築・リフォーム機能を掛け合わせる「中古+リフォーム」ワンストップビジネスを展開する住宅会社が急増しています。

2. 相見積もりなしで大型リフォームを受注する「入口設計」と実績

住宅会社やリフォーム会社が相見積もりに巻き込まれる最大の要因は、「すでに別の不動産会社等を通じて物件を購入し終えた顧客」に対してリフォームの提案を行っているという点にあります。このタイミングで相談を受けた場合、すでに顧客側で複数社へリフォームの見積もり依頼が回っており、価格比較の対象となってしまうためです。

本モデルで提唱する「中古+リフォーム」戦略では、顧客が「家を探し始めた初期段階(物件購入前)」から関与します。自社が不動産仲介として物件探しからサポートを行い、物件の決定と同時にリフォームのプランニングおよび見積もりを一体で提示する「ワンストップ提案」を行います。これにより、他社が介入する余地を無くし、完全に独占的な状態で契約を締結することが可能になります。

実際の達成成果と導入メリット

  • 相見積もり率の劇的低下: 物件探しからワンストップで対応することにより、他社との見積もり比較が一切発生しない独占案件の比率が大幅に向上します。
  • 受注単価および売上の大幅増大: 相見積もりなしで大型リフォーム受注を獲得し、不動産事業への新規参入から売上+12億円を実現した住宅会社の成功事例を確立しています。
  • 顧客側の資金面メリット: 「物件購入用ローン」と「リフォーム工事ローン」を、低金利な一つの住宅ローンとして一本化して組むことができるため、顧客にとっても毎月の返済負担を抑えられるメリットが大きく、成約決定率が格段に高まります。

3. 在庫リスクを抑えた不動産参入と売上21億円達成の仕組み

住宅会社や工務店が不動産事業へ参入する際、経営上の最も大きな障壁・懸念点となるのが「自社で物件を買い取る際の大規模な在庫リスク」や「不動産取引に関する専門営業ノウハウの不足」です。

本モデルでは、自社で過度な買取在庫を抱え込むハイリスクな運用を行わず、「中古住宅の売買仲介」と「自社リフォームの請負受注」を連動させるアプローチを採用します。これにより、在庫抱え込みのリスクを最小限に抑えながら、収益を最大化する安全な参入手順を構築します。

事実に基づく成功事例と数値結果

  • 事業参入による到達数値: 住宅会社が不動産事業(中古+リフォーム)に参入し、過度なリスクを抑えた運用により売上21億円を達成した事例が存在します。
  • 高粗利構造の確立: 不動産売買に伴う「仲介手数料(不動産収益)」と、リフォーム工事に伴う「建築粗利(高粗利)」の双方を同一顧客から同時に獲得できるため、従来の請負事業単体よりも高い契約粗利単価と営業生産性を実現できます。

4. 住宅不動産会社が実施すべき参入ステップと実践フロー

住宅不動産会社が「中古+リフォーム」ビジネスを立ち上げ、短期間で成功軌道に乗せるための具体的な推進手順は以下の3つのステップに集約されます。

【ステップ1】不動産仲介とリフォームを一体化したワンストップ体制の構築

不動産担当(物件提案)とリフォーム担当(プランナー・建築士)の社内連携フローを明確化し、来店した顧客に対して「物件購入価格+リフォーム工事費用」を合わせた総額の予算感を、初回の商談段階で素早く提示できる体制を整えます。

【ステップ2】「中古+リフォーム専門店」としての集客プロモーション展開

単なる「不動産仲介店」や「一般的なリフォーム店」として集客するのではなく、「中古住宅を探して自分好みにリノベーションしたい顧客」へターゲットを明確に絞り込んだWeb集客および店舗プロモーションを展開します。

【ステップ3】営業プロセスの標準化による相見積もり回避の徹底

物件の案内からリフォームプランの提示、ローン事前審査の申し込みに至る一連の流れをシステム化・標準化し、競合他社に相談される前に契約締結へ至る営業型を社内で徹底します。


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執筆者 : 船井総研 住宅・リフォーム支援部/不動産支援部

船井総研の住宅・リフォーム支援部/不動産支援部は、住宅・不動産業界に特化した経営コンサルティングを行っております。コンサルティング事業で培ってきた成功モデルを武器に、すべてのテーマをカバーしております。経営に関するお悩みを幅広く解決いたしますので、是非お気軽にご相談ください。