CONSULTING COLUMN
最新住宅業界動向コラム / 商圏・業績データ
船井総合研究所 住宅支援部です。
2024年も本格的に始動しました。住宅会社や地域の工務店ビルダーの皆様にとっては、今年こそは利益率を高めたい・せめてウッドショック前の適正価格に戻したいとお考えのことでしょう。
ここだけの話ですが、既に動いている会社様の利益率は適正値に戻っています。それどころか、コロナ禍ウッドショック前よりも粗利率が高まっています。木材は坪7万円まで下がった、基礎は上がってると聞く…などちらほら聞かれている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、しっかりと全体像を把握すべきことは言わずもがなです。今回は、ウッドショック前よりも粗利率を向上させたビックリ事例を惜しみなく大公開します。一つずつ見ていきましょう。
少しでも気になった方は是非、上記の画像をクリックしてみてください。
★ なぜ下がらないか/思い通りにコントロールできないか
1. 監督に発注業務を任せている(ついでに業者決め・発注先も任せきっている)
2. 社長や役員クラスが値決め交渉に同席していない
3. 既存の業者と取引することを前提に交渉を進めている
4. 新規業者と付き合う事に引け目を感じている(新規業者を探していない/探し方が分からない)
5. 業者から見積を取っている
6. うちの会社では原価交渉は無理だと思っている (そもそも適正価格を把握していない)
7. 標準仕様、オプションの定型化ができていない
8. 値上げ防止策がない
★ 上記の課題への対策ポイントを簡単に解説
1. 監督に発注業務を任せている(ついでに業者決め・発注先も任せきっている)
⇒経営陣マター
2. 社長や役員クラスが値決め交渉に同席していない
⇒経営陣マター
3. 既存の業者と取引することを前提に交渉を進めている
⇒取引業者の見直し
4. 新規業者と付き合う事に引け目を感じている(新規業者を探していない/探し方が分からない)
⇒新規事業や新商品は交渉に絶好のタイミング
5. 業者から見積を取っている
⇒基本は指値発注。さらに分離発注。
6. うちの会社では原価交渉は無理だと思っている (そもそも適正価格を把握していない)
⇒実際は今でも「新規参入」の会社の方がコスト設定が圧倒的に上手くいっている
7. 標準仕様、オプションの定型化ができていない
⇒モデルハウス≒商品
8. 値上げ防止策がない
⇒FAXで「値上げします」の通達をされている会社は要注意
いかがでしょうか。一つでもハッとするものがあれば、ぜひセミナーにて直接聞きに来ていただくことをお勧めします。
さらに今回のコラムでは特別に、一例を公開します。(※コラムのため、詳細数字は省かせていただきます)
【原価を出す方程式】
底値 = 材料費 + (人工 × 変数)+業者利益
【 職人業者へ「指値」を行う上での基本的な考え方】
1. 何人で行う工事なのか
2. 何日かかる工事なのか
3. 使用する材料と材料費
【積算を行う上でのポイント】
1 . 積算を簡単にするということは、最初の値決めの仕方が肝心である
→ 業種により 1棟○○万円、1坪○万円、㎡○万円 等決めておくこと
2. 業者に見積依頼するのは、数量に差異がないかの確認のため
→ まずは頭で考えるよりも仮の図面を使って数をやってみること
★具体例
【基礎工事】㎡単価≒㎥単価 を相場として考え交渉の余地を考える
【外壁工事】㎡単価で考える / サイディング+貼り手間で3500円/㎡ 以内を目指す
【材木】確実に交渉時です。動けば下がります。
ココに挙げたものはほんの一例になります。集客にも時流があるように、営業に法則があるように、原価削減にも必ず原理原則があります。
2024年を勝てる一年にするために、ぜひこのタイミングで原価削減に取り組んでいただくことを、強く推奨します。
さらに詳しく知りたい・実際の成功事例企業の話を聞きたい・まずは情報収集したい そんな方は「続きはこちら」をクリック!
上記のポイントを詳しく知りたいという方は是非ご参加ください。
当日はそんな原価削減に成功している企業様の社長に直接お話しいただきます。取り組みの背景や業者交渉術・具体的な交渉単価など、リアルでお聞きください。
東京大阪会場にて、お会いできることをこころよりお待ちしております。
東京会場 2024/01/31 (水)13:00~16:30
大阪会場 2024/02/07 (水)13:00~16:30