CONSULTING COLUMN
最新住宅業界動向コラム / 商圏・業績データ
「モデルハウスに全然お客様が来てくれない…」
「広告を出しても、なかなか集客につながらない…」
このような悩みを抱えている住宅会社や工務店の経営者の方は多いのではないでしょうか?
モデルハウスは、お客様に自社の強みや住まいの魅力を伝えるための大切なツールです。しかし、ただ建てるだけでは、なかなか集客につながりません。
この記事では、モデルハウスの集客における現状の課題から、具体的な解決策、そして集客に成功した事例まで、幅広く解説します。ぜひ、貴社の集客戦略を見直すヒントにしてください。
近年、住宅業界全体でモデルハウスや住宅展示場への来場者数が減少傾向にあります。かつて、家づくりを検討し始めたお客様が「とりあえず」モデルハウスを見て回るのが一般的でした。しかし、インターネットが普及した今、お客様はSNSやウェブサイトで事前にたくさんの情報を集めてから、特定の会社に絞って見学に訪れるようになっています。
住宅展示場協議会の調査によると、2018年度に全国で424万組だった来場者数は、2024年度には300万組まで減少しているというデータもあります。コロナ禍の影響も大きいとはいえ、来場者が見学するモデルハウスの数が半減しているという事実も見逃せません。この変化に対応できなければ、集客はどんどん難しくなってしまいます。
お客様の家づくりに対するニーズも多様化しています。単に「デザインが良い家」や「広い家」を求めるだけでなく、以下のような点に注目するお客様が増えています。
このような新しいニーズに対応し、お客様の期待を超える提案をすることが、これからの集客には不可欠です。
来場者数が減少する今、従来の集客方法だけでは不十分です。オンラインとオフラインを組み合わせた、多角的なアプローチが必要です。
お客様が家づくりの情報収集を始めるのは、ほとんどがオンラインです。そのため、ウェブサイトやSNSを効果的に活用することが欠かせません。
オンラインでの情報発信が重要とはいえ、オフラインでの体験も忘れてはいけません。モデルハウスに足を運んでもらい、実際に「体感」してもらうことで、オンラインでは伝えきれない価値を伝えることができます。
集客を成功させるためには、オンラインとオフラインの施策をうまく連携させることが重要です。
チラシなどのオフライン広告は、地域に根ざした集客に効果的です。このオフラインの強みに、SNSやGoogle広告などのオンライン広告を組み合わせることで、より広範囲かつ効率的な集客が可能です。
お客様が「資料請求」や「ウェブサイトの会員登録」をした後、どのようにアプローチするかが、来場・契約へとつながる鍵となります。
ここでは、インサイドセールス(電話やメールなどを活用した非対面営業)の正しいフローをご紹介します。
1.信頼関係を得るアイスブレイク
2.深いヒアリングのポイント
3.来場意欲を高めるクロージング戦略
ここでは、集客に成功している会社が実践している具体的な戦略をご紹介します。
「光熱費が従来の1/3〜1/4になる」というコンセプトを掲げ、お客様から圧倒的な支持を集めている住宅会社があります。この会社は、以下の5つのポイントにこだわった家づくりで集客を成功させています。
これらの工夫により、お客様が抱える「光熱費」という悩みを解決し、他社との差別化を図ることに成功しています。この結果、この会社は新規契約で着工まで12ヶ月待ちという状況を生み出しています。
常設のモデルハウスを建設するには多額の費用と人件費がかかりますが、移動式展示場を活用することで、この課題を解決した成功事例もあります。
この会社は、年間9〜10棟の移動式展示場を企画し、モニター形式で展示しています。これにより、在庫を持つことなく集客を増やすことに成功し、結果的に年間666組という驚異的な集客数を達成しました。
いかがでしたか?モデルハウスの集客には、現状の課題を正しく理解し、お客様のニーズに合わせた戦略を立てることが大切です。
集客戦略について、さらに詳しく知りたい方へ
当社では、集客にお悩みの住宅会社様・工務店様向けに、無料の個別相談を実施しています。
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「他社との差別化を図る方法が分からない」
といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。専門家が貴社の状況をヒアリングし、最適な集客戦略をご提案いたします。