CONSULTING COLUMN
最新住宅業界動向コラム / 商圏・業績データ
2024年新築住宅市場は86万戸、2040年には70万戸へと市場全体が人口減少に伴い、縮小していく中、ウッドショックから始まった原価高騰により全国の住宅会社が大打撃を受けたこの数年でした。
そんな外部環境から明るいニュースが聞こえづらい昨今、新築住宅事業を第一本業とする中小企業にとっては経営舵取りの難しい時代と言えます。
近年の中古市場やリフォーム市場の拡大を見て、自社も周辺事業に手を伸ばしたくなるものの、人員不足・リソース不足でなかなか手も出せない。
このまま新築住宅事業を続けるべきか、撤退を検討すべきか、瀬戸際に立たされる会社様の声もよく聞きます。
しかし、ずっと本業として続けてきた事業、地域に愛され認知されてきた事業を何とかしたい、そう考える経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
市況が悪いと言いながらもセミナーや周りの声からあの会社は調子が良いという話も聞く。果たして、自社と何が違うのか。
自社の商圏、隣の商圏の地域トップビルダーも
始めは年間数棟の工務店、契約が取れず、資金繰りをどうするか、
そこから地域トップまでに至るまでにはたくさんの失敗と苦悩を抱えながらも成功するまで何度もトライし、今の地位を築いているものです。
我々船井総研でも数多くの地域トップビルダーの成長を共にさせて頂く中で、見えてきた成功企業・経営者の特徴をここだけにお伝えします。
➀経営トップの意識が常に上を向いていること
➁社内に経営者の思考や理念が浸透していること
➂経営者の想いや会社の理念が商品に反映されていること
労働集約型のビジネスであるとはいえ、人の数が増えればそれだけ経営者の思想や会社の理念は薄まるもの。
だからこそ経営者の確固たる成功への執着心と発信力が何よりも大事と言えます。
また、商品も同じこと。誰に何を届けるのか、ここに会社として一貫する信念がどれだけ詰まっているかが重要なわけです。
全国を見渡してもトップビルダーに一つとして同じ会社はない。
多種多様な成功の根源と緻密な戦略がそこにはあるのです。
全国各地、着工棟数が減少している、市況が厳しいとは言うものの
その内実は、商圏人口の少ない地方の商圏から都心への人口移動が起きていることも事実です。
全国のトップビルダーが何故トップビルダーへと成長を遂げることができたのか、ハウスメーカーや大手ビルダーが席巻する中でも何故負けていないのか。そこにその会社の「ランチェスター戦略」が秘められています。
ランチェスター戦略とは、販売競争に勝つための理論と実務の体系で、世界で最も広く利用されている戦略の1つといわれています。
すなわち、弱者が強者に戦略です。平たく言ってしまえば、「自社の強みの一点突破」「他社との圧倒的差別化」なわけです。
これからの新築市場はより大手の侵略が激化し、市場の独占化が始まってきます。だからこそ、いま求められるのは、ランチェスター戦略に基づく自社の強みを明確にした他社との圧倒的な差別化「ブランディング」なのです。
今回ご紹介する3社はまさしく、自社のブランディングによってトップビルダーにまで登り詰めた企業様です。
【開催日時】
2024年9月27日(金)14:30~17:30
船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエアTOKYO
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