CONSULTING COLUMN
最新住宅業界動向コラム / 商圏・業績データ
住宅市場の本格的な縮小が進む中、今後の住宅事業の舵をどう取るべきか、数多くご相談
いただきます。そして「この状況で伸びている会社はあるの?」「その会社はどのような
取り組みをしているの?」といったご質問をいただきます。
本日は市場縮小、コロナショック、ウッドショック、ウクライナショックの中でも
、2010年売上2億円→2022年売上30億円の10期連続増収増益を実現された『
古川製材』様をご紹介いたします。
古川製材株式会社様は岐阜県高山市に本社を置き、地域密着で1919年創業、100年
以上の歴史を持つ会社様です。注文住宅事業を中心にリフォーム・リノベーション、不動
産、雑貨販売、民泊など住まいや暮らしに関わる事業を展開されております。
古川製材様のスゴイところはなんと言っても、商圏人口10万人・年間着工棟数240棟
のエリアで自社80棟の地域内シェア26.8%といった圧倒的な獲得シェアです。
これを実現したのが住宅事業の『複合ブランド戦略』です。
古川製材様には価格帯・性能別に下記5つの新築住宅ブランドがございます。
①邸宅注文住宅(請負単価3,300万円/年間集客数100組/年間受注数30棟)
②定額制デザイン住宅(請負単価2,400万円/年間集客数80組/年間受注数25棟
)
③省エネ・コスパ住宅(請負単価1,800万円/年間集客数120組/年間受注数40
棟)
④平屋専門店
⑤建売専門店
このように同一商圏内においても価格帯と顧客ニーズごとにブランドを細分化することで
、1ブランドではアプローチできない顧客層へのアプローチが可能となり、集客数、契約
数の増加に繋がります。
この複合化戦略の考え方は、目新しい考え方ではないかと思います。しかし、価格高騰・
市場縮・大手のシェア寡占が加速する中では、この複合化戦略のアップデート(=顧客ニ
ーズの細分化と自社商品のカバー領域の見直し)が必要になります。
今回ご案内のセミナーでは、古川製材株式会社の倉坪社長にご登壇いただきまして、複合
ブランド戦略をはじめ各成長ステージにおける経営者としての経営判断も含め事業戦略、
組織戦略についてお話いただきます。
市場低迷期の中でも持続的成長を続ける経営者の生の声が聞ける貴重な機会となっており
ますので、奮ってご参加くださいませ。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/112325
▼セミナーの詳細はこちら▼
特設サイト:https://www.funaisoken.co.jp/seminar/112325
【東京会場】2024/06/11 (火) 10:00~12:30@船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)
【大阪会場】2024/06/26 (水) 13:00~15:30@船井総合研究所 大阪本社
皆様のご参加、心よりお待ちしております。